
底生有孔虫 Cymbaloporetta bradyi のトランスクリプトーム解析を行い、セルロース、ヘミセルロース、ペクチン、マンナン、フコイダン、ラミナリン、キチンなど多様な難分解性多糖類を分解する酵素群の存在を明らかにしました。これらの酵素はこれまで主に微生物に由来すると考えられていましたが、本研究により有孔虫自身が多様な堆積多糖類を利用できる可能性が示されました。有孔虫は海底で高いバイオマスを持つため、この代謝能力は海洋堆積物における有機物分解や炭素循環に重要な役割を果たしている可能性があります。
Tanimura, M.W.L., et al., ISME Communications, 5(1), ycaf149, 2025. DOI: https://doi.org/10.1093/ismeco/ycaf149
